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>棚卸資産の取り扱いについて/★メディカルEYE Vol.14

2024.11.07



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棚卸資産の取り扱いについて/★メディカルEYE Vol.14


日々の診療に欠かせない医療材料や器具ですが、年々、売上に対する原価が高くなっていることから物価高の影響を色濃く感じてはいないでしょうか。
決算書では、「売上原価」という科目がそれにあたりますが、具体的にどんな費用が含まれているのか知っているでしょうか。
今回は売上原価と棚卸資産の関係性についてお知らせします。




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棚卸資産の取り扱いについて


損益計算書の売上原価は、1会計期間の診療で実際に使用した医薬品・材料、外注検査料等の医薬仕入を指します。購入した分、支払った分ではありません。
期中、医薬仕入を支払っても使用していなければ経費には計上できないという税務の考え方から、期末に棚卸を行いクリニックに残っている在庫分を差し引くという処理をします。そのため、期末棚卸高はマイナスの表示になっています。


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損益計算書


■ 棚卸資産に含めるもの

損益計算書の売上原価の項目で「期首棚卸高」「期末棚卸高」という科目があります。この棚卸高とは棚卸資産のことで、販売や消費目的の医薬仕入のうち、まだクリニックに残っている在庫現物のことを指します。

◇ 損益計算書の売上原価とは
会計期間の診療報酬(売上)に対して使用した経費(仕入)のことを指します。
つまり未使用分は翌期に繰り越すため、当期末では差し引きます。


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損益計算書の売上原価とは<例>

決算書についてご不明な点や懸念点等ありましたら、お気軽に日本クレアス税理士法人にご相談ください。




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セミナー


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改正電子帳簿保存法への対応
2023年12月18日(月)10:00-12:00
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2022年1月に改正電子帳簿保存法が施行されました。

税務署長に対する事前承認制度が廃止されたり、相互牽制や定期的な検査等を求めていた適正事務処理要件が廃止されたりと要件の緩和が行われており、一見適用しやすい環境になったと考えられがちですが、正しいデータが適切な形で保存されている状況を整える必要があるため、電子帳簿保存法の正しい理解は欠かせないものと考えます。

セミナーでは、電子帳簿保存法の改正内容を、国税庁の一問一答なども交えながら詳しく解説いたします。
特に実務に関係が深い電子取引については、紙保存が認められなくなることによる留意点にも触れていきます。

実務対応の進め方までご紹介し、すぐに活用いただける知識とノウハウをお伝えすることを目的としています。ぜひご参加ください。

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2023年12月18日(月)10:00-12:00

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来場 or オンライン(Zoom)

参加費

無料

講師

日本クレアス税理士法人
税理士 山川 謙一
税理士 長谷川 滋

株式会社コーポレート・アドバイザーズ・アカウンティング
公認会計士 古市 薫



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