インタビューは、立ち上げ時より施設長として活躍されてきた
森長恭子 理事長にご協力頂きました。

社会福祉法人 旭長寿の森 / 大阪

担当者から見た施設の魅力!

職員さんの教育に力を入れておられるところが一番の魅力です。
30分かけて朝礼をされていたり、幹部向けに月2回、職員向けに全施設月1 前理事長による研修をされており、介護技術だけでなく、職員さん自身が人として成長できるようにと、色々と取り組まれております。

開業したきっかけは何ですか?

祖母が認知症となり、家族だけでの介護の経験から、「あの時少しでも、誰かに助けてもらえたら、もっと優しくすることができたのに。」という思いばかりが残りました。初代理事長は、常々「地域への貢献、恩返しをしたい」という気持ちがあり、介護保険制度の開始とともに特養を開設することになりました。

開業して大変だったことはなんですか?

専業主婦から少しの勉強期間を経て、いきなり施設長になりましたので、周りは専門職の中、自分だけが素人だったことがとても大変でした。自分にあるのは、家族としての視点と思いだけでしたので、何もかも職員の皆さんに育ててもらったと感じています。 また、まだ今のように特養への理解がない頃でしたので、地域の方にどのように受け入れてもらえるかが不安でした。とにかく施設に来て、中に入って、見てもらって、地域と離れた場所ではないとの理解を得るようにいたしました。

ズバリ!聞きました!
こだわりやオススメについて教えて下さい!

職員です。対人援助の我々にとって職員こそが、サービスのすべてを決めますので、技術や知識の研修はもちろんですが、人としての考え方や人間力を高めるため一緒に学んでいます。 また「食事」は、1人のための食事を50人分、80人分、調理しています。最後の一口まで「おいしい」という思いを味わっていただくために、直営キッチンは日々努力しています。 そして、もうひとつは地域活動です。当法人独自で「地域エールセンター」を運営しています。親子論語塾やテーマを掲げたマルシェ、健康ICHIBAや地域高齢者向けのカフェなど、施設が常に地域とともにあるように活動しております。

今後の目標について教えて下さい

職員が「介護」というこの仕事、そして、この法人で働いていることに誇りを持てるようにしていくのが今後の目標です。