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将来の資産形成を支える「企業型DC」とは?DBとの違いを解説

2026.08.24

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企業型DCは、企業が掛金を拠出し、従業員や役員が自ら運用を行いながら老後資金を準備する制度です。
節税効果や社会保険料負担の軽減につながる可能性がある一方で、運用結果によって将来受け取る金額が変動するという特徴もあります。
本記事では、企業型DCの概要や特徴、福祉はぐくみ企業年金基金との違いについてわかりやすく解説します。

企業型DC(確定拠出年金)とは?

近年、従業員の資産形成支援や福利厚生の充実を目的として、「企業型DC(確定拠出年金)」を導入する企業が増えています。
「iDeCoの企業版」とも呼ばれる企業型DCは、企業が掛金を拠出し、加入者自身が運用を行う企業年金制度です。
掛金や運用益には税制上の優遇措置が設けられており、効率的に老後資金の準備を進められる点が大きな特徴ですが、将来受け取る給付額は運用成果によって変動するため、制度のメリットと特徴を理解したうえで活用することが重要です。

企業型DCの概要

企業型DC
対象 制度が会社にある厚生年金加入者
掛金の枠 月間:3,000円~55,000円
掛金の拠出期間 60歳~70歳まで
受取り 60歳~75歳
拠出時メリット 所得税・住民税算定対場外
社会保険算定対象外
運用益課税 非課税
受取時課税 【一括】退職所得控除 【分割】公的年金控除

 

▶特徴

①厚生年金に加入していること
②役員のみの加入も可能
③掛金 月3,000円~55,000円
※個人事業主の方は対象外となります。

 

▶ポイント

企業型DCは「節税+社会保険料対策+福利厚生」を同時に実現できる制度になります。

特に、中小企業・役員のみの導入も可能です。

■はぐくみ企業年金との違い

企業型DCと福祉はぐくみ企業年金基金は、どちらも老後資金の準備に役立つ制度ですが、仕組みに大きな違いがあります。
企業型DCは加入者自身が運用を行うため、運用成果によって将来の受取額が変動します。
その一方で、はぐくみ企業年金基金は積立金が元本保証型で管理されるため、運用リスクを抑えながら資産形成を行える点が特徴です。
また、企業型DCは原則60歳まで引き出しができないのに対し、はぐくみ企業年金基金は退職時や休職時などに受給できる仕組みとなっています。

制度比較

加入対象 企業型DC はぐくみ企業年金(DB)
加入年齢 役員も可 役員も可
加入年齢 70歳未満 70歳未満
掛金の枠(月) 3,000円~55,000円 1,000円~給与の20%(上限40万円)
受取 原則60歳以上 退職時・休職時等
拠出時メリット 所得税・住民税・社会保険の算定対象外 所得税・住民税・社会保険の算定対象外
運用 個人運用可 個人運用不可(基金が資産管理)
備考 院長1名から加入可能 院長1名(役員のみ)の会社は加入不可
積立不足が生じた場合は法人負担となる

まとめ

企業型DCは、節税効果と資産形成を両立できる魅力的な企業年金制度です。
しかし、「原則60歳まで資金を引き出せない」「運用商品は加入者自身が選択し、その結果も自己責任となる」「掛金には上限が設けられている」など、事前に理解しておきたいポイントもあります。
制度の特徴を正しく理解し、はぐくみ企業年金基金など他の企業年金制度とも比較しながら、自社に合った福利厚生制度の導入を検討してみてはいかがでしょうか。